北上・西和賀

カメラ部門大賞菊池さん(相去) 周年記念フォトコン入賞者決まる【北上】

カメラ部門大賞の「秋の花に囲まれて」。サルビアの花畑を背景に、親子が楽しんでいる様子を写した(北上市提供)
インスタグラム部門大賞の「笑顔サク」。満開のアジサイを前に、母と子の満面の笑顔が幸せを感じさせる(北上市提供)

 北上市は、「きたかみ2021年周年記念事業フォトコンテスト」の受賞者を発表した。カメラ部門の大賞には、市内のサルビア花畑で家族を撮影した菊池誠一さん(同市相去町)の「秋の花に囲まれて」が選ばれた。

 市は、今年の展勝地開園100周年、第60回北上・みちのく芸能まつり、市制施行30周年の「トリプルアニバーサリー」記念事業としてコンテストを実施。「日本中に自慢したい!きたかみの休日」をテーマに6~10月に2部門で募集し、カメラ部門に61点、インスタグラム部門に119点の計180点(前年比68点増)が寄せられた。市が両部門を10点に絞り、市内在住の水中写真家・高橋怜子さんと協賛のウエスタンデジタルジャパンの関係者が2次審査した。

 菊池さんは9月、和賀川ふれあい広場で真っ赤なサルビアの花畑を背景に、娘と孫が両手をいっぱいに広げる様子を撮影。審査員から「2人はマスクをしていて、厳しいコロナ禍での休日のひとときと分かる。両手を精いっぱい広げて自然を謳歌(おうか)している様子が対照的でむしろ、楽しんでいる気持ちが伝わった」と評価され、菊池さんは「サルビアがすごくきれいに咲いていたので、通りがかりに撮った。賞は意識していなかったが、娘も孫も喜んでいる」と語った。

 インスタグラム部門の大賞は、mizuki_yuki_39さん(花巻市)の「笑顔サク」。お産を控え実家に帰省中の女性と子供たちを、北上市黒岩の親水公園「お滝さん」で写した。審査では「アジサイの色が紫から水色に変化し写真を引き締め、葉桜も初夏の爽やかさを感じる。何より、3人の満面の笑顔から休日のワクワクした気分が伝わる」と評され、撮影者は市を通じ「めいっ子たちが寂しくならないよう、毎週出掛けていたお滝さんでアジサイと一緒に笑顔の花を咲かせてくれた」とのコメントを寄せた。

 大賞に次ぐウエスタンデジタル賞には、カメラ部門は自宅付近で青空の下、笑顔の子供たちをとらえた柏葉貴士さん(北上市村崎野)、インスタグラム部門は夏油の枯松沢沢登りを写した小田島駿雄さん(同市上江釣子)が選ばれた。

 市都市プロモーション課の島津英子課長は「多くの作品を応募いただきありがたい。北上の名所を背景とした写真が多く、北上のPRにもつながる」と話している。作品は市公式ホームページに掲載され、今後市のPRに活用される。

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