花巻

9校が研究成果発表 盛岡一など代表選ぶ 県高校理科・自然科学部門【花巻】

県高校理科研究発表会で聴講者の質問に答える発表者

 第68回県高校理科研究発表会・第44回県高校総合文化祭自然科学部門研究発表会は10日、花巻市北湯口の県立生涯学習推進センターで開かれた。県内の高校生がクラブ活動など取り組んだ研究成果を発表。動物の死骸に集まった昆虫を基に腐敗段階を示す区分を提案した盛岡一生物部の研究など四つの発表が、2022年夏の全国高校総合文化祭東京大会の本県代表に選ばれた。

 県高校教育研究会理科部会、県高校文化連盟自然科学専門部が主催。今回は県内9校から研究発表に22組、ポスター(パネル)発表に16組が出場した。

 研究発表では物理、化学、地学、生物の4分野で研究成果をプレゼンテーション。このうち生物部門では11組が、魚の胃の中を再現したミジンコの耐久卵のふ化、コケ植物の光合成、高吸水性ポリマーを使ったカイワレダイコンの成長など多彩で独創性に富んだテーマで発表し、聴講者や審査員の質問を受けた。

 全国高総文祭の本県代表と研究演題は次の通り。

 ◇研究発表▽物理部門=盛岡三理数探究コース物理3班「定常波の不思議」▽化学部門=盛岡北自然科学部「生分解性プラスチックは本当に土に還るのか」▽生物部門=盛岡一生物部「ゼブラフィッシュのエタノール暴露による行動への影響」

 ◇ポスター(パネル)発表▽生物部門=盛岡一生物部「市街地における腐肉食性昆虫群集の遷移・第2報」

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