一関・平泉

SDGs身近に 赤荻小児童が職場見学・平野組と岩手スバル一関

平野組が手掛ける岩手スバル自動車一関インター店の改築工事現場を見学する赤荻小6年生

 一関市の平野組(須田光宏代表取締役社長)が改築工事を手掛ける同市赤荻の岩手スバル自動車一関インター店(武藤猛店長)で17日、地元児童を招いてSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを紹介する職場見学が行われた。児童は環境貢献型のアスファルト舗装や使用済み切手回収、国連の世界食糧計画(WFP)の学校給食支援を目的としたレッドカップキャンペーンなどについて学び、一人ひとりが身近なところから取り組む大切さに理解を深めた。

 同日の職場見学は、平野組、同店の共同企画で、赤荻小学校(小野寺浩之校長)の6年生55人が改築工事中の店舗を訪れた。

 このうち、工事現場の見学は平野組が担当し、市内で既に施工実績があり、今回の改築工事でも検討中という廃ペットボトルを活用した新しい舗装技術が資源循環に貢献できることが紹介された。ベトナム出身の技術者で6年目のチュン・ヒウ・タンさん(29)と、今年入社した技術者の佐藤日和さん(21)も仕事の内容を説明し、自分の夢を実現するために挑戦することの大切さや、建設業が安全な暮らしのために欠かせないことなどを強調した。

 一方、店内では従業員が、益金がボランティア活動に生かされる使用済み切手の回収や、売上金の一部を海外の学校給食支援に役立てるレッドカップキャンペーンの普及に向けて対象商品の菓子類を来店者にプレゼントしている取り組みなどをPRした。

 種市瑛太君(12)は「平野組では国籍や性別問わずいろんな人が働いていることが勉強になった。SDGsは使用済み切手の回収など、身近なところから取り組んでいきたいと思った」と話していた。

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