一関・平泉

丈六仏 さっぱり 中尊寺・すす払い 歳末点描2021

長い柄の付いたはたきを使い、丈六仏に積もったすすを慎重に払う僧侶=中尊寺讃衡蔵

 平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)で17日、恒例のすす払いが行われた。境内の宝物館「讃衡蔵(さんこうぞう)」入り口正面に安置された丈六仏3体を、作務衣(さむえ)姿に口当てを着けた若手僧侶が、長い柄の先に柔らかい和紙の束が付いたはたきを使って1年間たまった汚れを払った。

 高さが約2.7メートルある丈六仏は阿弥陀如来坐像と2体の薬師如来坐像で、いずれも平安後期に作られた国の重要文化財。清水秀法さん(34)は「一年の感謝と、皆さんにすがすがしい気持ちで訪れてほしいとの思いを込めてすすを払った。新型コロナウイルスが収束に向かうことを願い、新たな気持ちで新年を迎えたい」と語り、仏像を傷つけないよう慎重に作業を進めていた。

 同寺では今後、境内の諸堂の仏像を清め、30日に餅を供えて新年を迎える準備が整う。正月三が日の人出は例年より2万人少ない約8万人を見込んでいる。

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 2021年も残りわずか。一年を締めくくり、正月を迎える準備が慌ただしく進む一関地方の風景を紹介する。

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