花巻

権現様が厄払い 円万寺系神楽 舞い納め公演【花巻】

舞い納め公演の最後を締めくくった上根子神楽の権現舞

 花巻市の上根子神楽保存会(平賀忠彦会長)は18日、同市上根子の熊野神社神楽殿で円万寺系神楽の舞い納め公演を開いた。市内4団体が出演し、集まった地域住民らを前に伝承の舞を披露し、一年を締めくくった。

 円万寺系の円万寺神楽、小瀬川神楽、上根子神楽の3団体に加え、ゲストとして早池峰岳流石鳩岡神楽(同市東和町)が出演。

 式舞の「鳥舞」「三番叟(さんばそう)」「山の神」に続き、上根子神楽にとって初上演の「鞍馬」、8月の全国中学校総合文化祭岩手大会で演舞した湯口中学校生徒による「神楽(しんがく)」、石鳩岡神楽による「天降(あまくだ)り」の舞が繰り広げられた。

 神楽の最後を締めくくる「権現舞」は同神社本殿で行われた。権現様がピーピーと鳴きながら、白い布や扇、刀を次々と飲み込んでは吐き出す動作を繰り返し、詰め掛けた地域住民の頭をかんで厄を払った。

 舞い納めは例年祭儀のみで公演は行っていなかったが、新型コロナウイルスの影響で公演活動が制限される中、円万寺系神楽を盛り上げ、広く知ってもらおうと企画した。

 平賀会長は「今年はコロナ禍で外部公演はほとんどなかったが、練習を継続させ、公演を開催することができて良かった。上根子神楽に1870(明治3)年の神楽本が伝承されてから2020年で150周年を迎えた。2年越しにはなるが、来年はぜひ節目のイベントを開きたい」と話していた。

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