奥州・金ケ崎

歌や演技成果堂々と いさわジュニアミュージカルスクール 小中高生、感動の舞台【奥州】

公演でレッスンの成果を見せるいさわジュニアミュージカルスクールの受講生

 第21回いさわジュニアミュージカルスクール公演は26日、奥州市の胆沢文化創造センターで開かれた。今回は季節にぴったりの作品「ボク、天使をみたよ… 聖夜の奇跡編」を上演。小学生から高校生までの受講者が中心となり、感動の舞台に来場者を引き込んだ。

 NPO法人胆沢文化会館自主事業協会が主催し、市が共催。2021年もNPO法人劇団ゆう(滝沢市)の総合プロデュースを受け、同劇団の脚本作品に取り組んだ。新型コロナウイルス対策で来場者をホール定員の半分の400人に限定。同作品とミュージカルダンスメドレーを繰り広げた。

 時計職人だった祖父を亡くし天涯孤独となったスイスの少年・レノンが主人公。祖父の遺志を継ぎ、日本の教会のからくり時計を修理しようと海を渡るが、命に関わる病気で倒れてしまう。病状が悪化する中、町や病院の子供たち、医師らと力を合わせ、思いをかなえるため奮闘する―との内容で展開された。

 キャストは、胆江地方を中心とした小学生から高校生までの36人。歌にダンス、演技と5月から重ねてきたレッスンの成果を発揮し、終演とともに大きな拍手を受けた。

 レノンを演じた和賀柚子さん(江刺第一中学校2年)は「終わってみると寂しい気持ちもある。例年以上に団結して取り組み、満足のいく舞台になった」と充実した表情を見せた。

 コロナ禍で稽古に影響があったことから、例年の2作上演を分割。2022年3月27日には、小学生らが中心となる公演を開く。

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