冬のみちのく芸能まつり 21団体躍動、竿燈も出演 23日、2年ぶり【北上】
「鬼よ燃えろ!冬のみちのく芸能まつりpart12」は、23日に北上市文化交流センターさくらホールで開かれる。市内外から21団体、380人ほどが出演を予定。鹿踊(ししおどり)や鬼剣舞をはじめ、各地の民俗芸能団体が舞台で躍動する。
夏の「北上・みちのく芸能まつり」に続く冬の目玉として、市民俗芸能協会が主催。民俗芸能の後継者育成と継承、各地の芸能団体の交流、発表の場として定着し、12回目となる。2021年は新型コロナウイルスの影響で見送られ、今回1年延期して開催する。
4部構成で、第1部は市内の多様な民俗芸能団体4団体、第2部は将来を担う青少年3団体が出演。第3部は市内外から流派の異なる鹿踊3団体が競演し、「秋田の竿燈(かんとう)」が特別出演する。
第4部は市内鬼剣舞団体合わせて10団体がステージに立つ予定。鬼柳、黒岩両鬼剣舞が8演目を演じ、最後に8団体が一斉に大群舞を披露する。
会場では検温、消毒など感染防止対策を徹底する。同協会の菅原晃理事長は「1年延期しているだけに出演団体、お客さんともに心待ちにしている。コロナでふさいだ気持ちを、各団体の芸能を楽しんで晴らしてほしい」と呼び掛けている。
当日は午前10時30分開演、午後4時30分終演予定。全席指定で前売りの一般はS席2500円、A席2000円、B席1500円。小中学生は各席とも一般より1000円引きで、未就学児は各席500円。当日券は一般、小中学生が400円増(未就学児は前売りと同額)。
チケットは江釣子ショッピングセンターパル、さくら野百貨店北上店、なはんプラザ(花巻市)、奥州市文化会館、各地のファミリーマートでも扱っている。
問い合わせは同協会(平日午後1~5時)=0197(72)7861=、さくらホール(チケット専用)=0197(61)3500=まで。
◆冬のみちのく芸能まつり出演団体
▽第1部「北上市の民俗芸能」(午前10時30分から)=飛勢太鼓、伊勢流門屋太神楽、道地ひな子剣舞、相去鬼剣舞(以上北上市)
▽第2部「未来へつなぐ」(午後1時から)=浦浜こども念仏剣舞(大船渡市)春日流花農鹿踊(花巻農高)翔南鬼剣舞(北上翔南高)
▽第3部「まつりの賑(にぎ)わい」(午後1時55分から)=行山流口内鹿踊(北上市)青笹しし踊り(遠野市)金津流野手崎獅子躍(おどり)(奥州市)秋田の竿燈(秋田県)
▽第4部「鬼よ燃えろ!」(午後3時10分から)=鬼柳鬼剣舞、黒岩鬼剣舞、岩崎鬼剣舞、滑田鬼剣舞、御免町鬼剣舞、谷地鬼剣舞、二子鬼剣舞、口内鬼剣舞、北藤根鬼剣舞、黒澤尻鬼剣舞(以上北上市)