北上・西和賀

分列行進堂々と 2市で消防出初式 北上市

北上市の消防出初式。敬礼し分列行進する高橋団長(先頭)ら団員たち=同市新穀町

 北上市と奥州市で10日、2022年の消防出初式が行われた。消防団員らが市街地を堂々と分列行進。市民に「火消しの心意気」を示した。

 北上市消防出初式には消防団員、北上地区消防組合職員、婦人消防協力隊員ら約500人が参加した。

 21年は新型コロナウイルスの影響で中止され2年ぶりの開催で、感染拡大防止のため例年より人数を制限。市文化交流センターさくらホールで開かれた式典で、統監の髙橋敏彦市長と高橋信博消防団長が、退団者や長年勤続している団員らを表彰した。

 髙橋市長は「コロナ禍で2年間、非常に縛られた中での活動は大変だったと思う。4月から皆さんの報酬を改定する。これを機に団員確保に協力いただき、コロナ禍でも大災害への備えをお願いしたい」と式辞を述べた。

 高橋団長は「コロナの流行で大規模な訓練ができず各分団で訓練をしているが、日ごろから指差し呼称をお願いしたい。まずは団員自らが安心・安全に明るく過ごし、地域の模範となることを目指そう」と訓示。「指差し呼称で減災よし」と締めた。

 髙橋市長らが団員らを観閲し、同ホールから新穀町商店街を経て市役所までラッパ隊を先頭に総勢約450人がさっそうと分列行進。消防関係車両約70台も華やかにパレードした。

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