四日町一丁目二区自治会 独自マスコット誕生 愛称「ニック」【花巻】
花巻市の四日町一丁目二区自治会(松田廣邦会長)は、地域活性化につなげようと、同区のオリジナルマスコットキャラクターを制作した。同区在住の女性がデザインし、愛称は「ニック」に決定。同自治会では広報誌などにニックを活用し、同区の魅力を発信していく。
同自治会でマスコットキャラクターを制作するのは今回が初めてで、2021年にイラストが趣味という女性にデザインを依頼。愛称は昨年12月から住民から公募し、32点が寄せられた。その中から審査した結果、ともに「ニック」と考案した小田嶋悦子さん(60)と橋本健君(桜台小学校1年)の愛称が選ばれた。
同市四日町1丁目の花北振興センターで9日にお披露目され、松田会長(73)から小田嶋さんと橋本君に記念品が贈られた。会場には桜台、花巻の両小学校の児童らが描いたニックの塗り絵作品約50点が展示され、来場者は新たに誕生した地元のマスコットをめでていた。
小田嶋さんは「絵を見た瞬間に愛称が浮かんだ。応募するのは恥ずかしかったけど、この愛称を出さないのはもったいないと思い、思い切って応募した」と振り返る。
橋本君は「家族と一緒に四つの愛称を考えて、その中から選んだ。採用されてうれしいし、ニックはかっこいい」と笑顔を見せていた。
松田会長は「自治会報にデザインするほか、地区内のイベント用にTシャツや人形も作っていきたい。新型コロナウイルスの影響で行事が減り世代間の交流もできない。ニックが地区の住民をつなげる存在に成長してほしい」と願っていた。