泣き相撲、2年ぶり開催へ 取組参加資格を拡大 来月1日から豆力士募集【花巻】
毘沙門まつり実行委員会(中村勝吉委員長)は、5月3~5日に花巻市東和町北成島の三熊野神社で開催する第34回毘沙門まつり・全国泣き相撲大会に参加する“豆力士”を、2月1日から募集する。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。同実行委事務局で同神社の伊藤幸夫宮司は「孫や子供を出させたいという全国から頂いた思いに応えたい。大会を通して地域を盛り上げることができれば」と参加を呼び掛ける。
同神社に伝わる「十二番角力(すもう)式」(市無形民俗文化財)に由来。秋の神事とは別に1988年から5月の大型連休にも開かれ、全国から多くの豆力士が集まり、泣いたり笑ったりのほほえましい取り組みを繰り広げるイベントとして知られる。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で取組を中止し成長祈願祭のみ実施。21年は全面中止した。
今年は要望を踏まえて昨年12月に開催の可否を検討し、感染防止対策を取った上で開催することを決めた。
昨年、おととしと2年連続で取組を中止したため今年は参加資格を拡大。20年8月1日から21年10月31日までに生まれた子供なら誰でも参加できる。
募集期間は2月1~10日で、先着1000人になり次第締め切り、定員を超えた場合はキャンセル待ち登録になる。参加料は、祈祷(きとう)料(着衣・お札などを含む)と記念品で1人2万円。
参加希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、ファクス、電子メール、郵送で申し込む。
申込書は同神社などで配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。
問い合わせは同神社内参加受付係=0198(42)3921=、または市東和総合支所地域振興課産業係=0198(41)6512=へ。