ミズキ団子飾り楽しむ 子供と高齢者交流 更木町振興協【北上】
北上市更木地区の世代間交流会は13日、同地区交流センターで開かれた。餅つきやミズキ団子作り、ゲームを通じ、子供たちと高齢者らが和やかに触れ合った。
更木町振興協議会が小正月行事として主催する恒例の取り組み。地元の子供たち30人を含む父母、老人クラブ会員、同協議会関係者ら合わせて約50人が参加した。
子供たちは高齢者らの手ほどきでミズキの芽を取り、こねたり、ちぎったりして作った色とりどりの団子をミズキの木に飾り付けた。餅つきも大人たちに教わりながら「よいしょ」と元気よくついていた。
藤本大雅君(更木小5年)は「餅つきのコツを学んで、うまくできて良かった。(小正月行事は)歴史を感じる」と笑顔で語り、小原明かりさん(同3年)は「ミズキ団子は色をつけて、ちぎったりするのが楽しかった。来年もまたやりたい」と声を弾ませた。
例年、行っていたジャンボのり巻き作りや会食は新型コロナウイルスの影響で見送ったものの、ふれあいゲームでは高齢者らと共に笑顔で交流を深めていた。
同センター長で同協議会の川村惠壽副会長は「子供たちは高齢者に教わり、互いにコミュニケーションを取るいい機会になったのでは。来年はコロナが収束して会食やのり巻き作りができれば」と話していた。