大学共通テスト開始 県内7会場、4600人挑む【岩手】
2022年度大学入学共通テストは15日、2日間の日程で全国一斉に始まった。県内7会場では新型コロナウイルス感染拡大防止に注意を払いながら、約4600人が挑んでいる。初日は国語や外国語などの試験が実施され、目立ったトラブルもなく日程を終了した。16日は理科と数学が行われる。
共通テストは大学入試センター試験に代わり、昨年から導入された。マークシート式で、思考力や判断力を重視した問題が出題される。本試験は15、16日、新型コロナの影響などで本試験が受けられなかった受験生らが対象の追試験は29、30日に行われる。
県内での本試験は岩手大(盛岡市)、県立大、盛岡大(以上滝沢市)、富士大(花巻市)、県立大宮古短期大学部(宮古市)、釜石、大船渡両高校の7会場で実施。志願者は21年度より87人少ない4634人となっている。
初日は午前9時30分から地理歴史・公民、国語、外国語、英語(リスニング)の順で行われた。
このうち、2000人以上が受験した岩手大では、感染防止対策として消毒液の設置や換気を行ったほか、試験官がマスクやフェースシールドを着用。張り詰めた空気の中、受験生は真剣な表情で問題と向き合った。
15日午後6時30分現在、いずれの試験会場でも大きなトラブルは確認されなかった。