立民・木戸口氏出馬表明 参院選岩手選挙区 野党共闘で再選期す
立憲民主党の参院議員木戸口英司氏(58)は16日、県庁で記者会見し、今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)出馬を表明した。立民県連(横沢高徳代表)は、同日付で公認候補予定者として党本部に上申。野党共闘で再選を目指す方針だ。同選挙区では、自民党県連が擁立した新人が既に出馬を表明しており、選挙戦となる見通し。
立民県連は同日、盛岡市内で常任幹事会を一部非公開で開き、木戸口氏の公認申請を了承。小沢一郎最高顧問を本部長とする選対本部を設置した。
常任幹事会後、記者会見した木戸口氏は「改革の政治に期待する県民から与えられた議席を守りたい」と決意を示した。横沢代表は「地方から政治を変えていくという県民の思いを受け、しっかり参院選を勝利する」と述べた。
木戸口氏は花巻市出身で、千葉大法経学部卒。衆院議員秘書を経て、2003年の県議選花巻選挙区で初当選。07~16年に達増拓也知事の政務秘書を務めた。同年の参院選岩手選挙区で野党統一候補として出馬し初当選。現在1期目。立民県連の代表代行を務めている。
今夏の参院選をめぐっては、県内3野党が現職再選に向けた協力体制を確認している。木戸口氏の公認手続きを経て、野党共闘を軸にした選挙態勢の構築を本格化させる方針だ。
自民県連は、既に新人で盛岡市出身の弁護士広瀬めぐみ氏(55)を擁立。公認決定している。