花巻
花巻東高生講師に交流 理科・スポーツ教室 東和学童クラブ
東和学童クラブなどが主催する理科・スポーツ教室は１７日、花巻市東和町の東和小学校体育館などで開かれた。教室には花巻東高校の生徒たちが講師として参加。児童たちは運動と化学実験などを通じ、お兄さん、お姉さんたちと和やかに交流した。
教室は岩手大生産技術研究センター花巻サテライトとの共催で実施し、同小の１～６年生６５人が参加。スポーツ教室では硬式野球部を引退した３年生部員７人が指導し、理科教室では２年生の女子生徒５人が真空実験やスーパーボールづくりなどを手ほどきした。
このうちスポーツ教室は部員がプログラムを考え、体育館で児童と一緒にダッシュやケイドロなどを楽しんだ。ゴムボールとプラスチックバットを使ったティー打撃も行われ、児童たちは部員に正しいフォームを教わりながらフルスイングし、野球の楽しさを体感していた。
地元の野球スポーツ少年団に所属する多田琉心君（６年）は「（花巻東高の部員は）優しくて、面白かった。打球を遠くに飛ばせた時は気持ちよかった。自分も花巻東に入学して、甲子園に出場したい」と夢を膨らませていた。
同部前主将の相野七音さん（１８）は「こういう機会は今までなかったので、貴重な体験になった。きょうをきっかけに野球を好きになる子供たちが増えてくれればうれしい」と笑顔を見せていた。
