新型コロナ新規感染24人 職場クラスターも【岩手】
県と盛岡市は19日、新たに10歳未満~90歳以上の男女24人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県央保健所管内で、職場クラスター(感染者集団)が1件発生。重症者はいない。患者累計は3662人となった。
内訳は盛岡市10人、県央保健所管内4人、中部保健所管内と県外各2人、花巻市、奥州市、滝沢市、奥州保健所管内、宮古保健所管内、二戸市各1人。
新たなクラスターは、行政機関の同僚やその家族ら7人が判明。公表済み2人を含め計9人が感染した。盛岡市の地域関連では、患者の同居家族1人が判明し計11人が感染。県外のスポーツ活動関連は、参加した患者の同居家族1人が増えて計8人となった。
直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体10・1人、盛岡市15・4人。病床使用率は17・5%。
盛岡市の対人口10万人当たり新規患者数が15人を超えたことから、谷藤裕明市長は臨時会見を開き、「県外と接点のない患者が増えており、地域内感染が一気に広がる可能性もある」として基本的な感染対策徹底を呼び掛けた。