一関・平泉

さゆる朝 息白く きょう「大寒」

身を切るような寒さの中、早朝から磐井川堤防上で走り込みを続ける高校生

 20日は二十四節気の一つ「大寒」。寒の内といわれる約1カ月(5日~2月3日)の中間に当たり、1年のうちで寒さが最も厳しくなる頃とされる。

 19日の一関地方は、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で寒い一日となったものの、日中は青空が広がる晴れ模様。最高気温が氷点下の真冬日にはならなかったが、朝方は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却で寒さが一段と増し、最低気温は一関氷点下11・9度、千厩同11・8度(盛岡地方気象台調べ)と今季一番の厳しい冷え込みとなった。

 一関市内では、寒さで路面が凍り付いたことから通勤、通学時間を中心に各地でノロノロ運転による車両の渋滞が発生。歩行者も転ばないよう足元に気を付けながら職場や学校へと向かっていた。

 市街地中心部を流れる磐井川の山目側堤防では、身を切るような厳しい寒さの中、日が昇る前から白い息を弾ませ走り込みを続ける高校生の姿も見られた。

 同気象台によると、20日の県内も引き続き冬型の気圧配置や低気圧の影響で曇りや雪の見込み。

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