五輪・パラカラーの限定版 貯砂ダムカード作成 錦秋湖大滝【西和賀】
北上川ダム統合管理事務所は、東京2020オリンピック・パラリンピックを記念した貯砂ダムカードを作成した。五輪とパラリンピックのエンブレムカラーをイメージしてライトアップした西和賀町の錦秋湖大滝(湯田貯砂ダム)をデザイン。同町川尻の湯夢プラザ内観光案内所で、限定配布している。
湯田ダムは町と連携して毎年夏に錦秋湖大滝をライトアップし、来場者に親しまれている。通常は17本の水流が徐々に変色するレインボーカラー仕様だが、21年は東京五輪の開催に合わせ、7月23日~8月8日は五輪マークの5色(青・黄・黒・緑・赤)に、パラリンピック開催期間の同24日~9月5日はパラリンピックシンボルマークの3色(青・緑・赤)に固定し、選手の活躍を願った。
貯砂ダムカードは、国土交通省の管理施設の概要を理解してもらうため、カードに要点をまとめた説明資料で、訪れた人に配布している。今回の限定版は表面に5色、3色にそれぞれライトアップされた錦秋湖大滝の画像を配置し、裏面は所在地や河川名、型式などダム施設の情報をまとめている。同案内所で現在、レインボーカラーの通常版と一緒に配布しており、湯田ダムでは配っていない。
同事務所湯田ダム管理支所の土肥孝俊支所長は「西和賀町は新型コロナウイルスと国道107号の部分通行止めで訪れる人が激減している。貯砂ダムカードが来町者増加の一助となればうれしい」と話している。
配布は12月末ごろまでの予定で、なくなり次第終了する。問い合わせは同案内所=0197(82)2214=へ。