青木氏3選出馬表明 平泉町長選 「魅力あるまち実現を」
平泉町長の青木幸保氏(67)=同町長島=は23日、町内のホテルで記者会見し、8月26日の任期満了に伴う町長選に3選を目指して無所属で立候補することを表明した。青木氏は「持続できるまちづくりを町民と共に取り組んでいきたい。さまざまな課題に取り組みながらチーム平泉としてのまちづくりを進め、魅力あるまちを実現したい。3期目も引き続き取り組みたい」と決意を示した。
青木氏は東北道平泉スマートインターチェンジ(IC)開通や県立平泉世界遺産ガイダンスセンター開館、「平泉の文化遺産」世界遺産登録10周年記念事業など2期目に取り組んだ成果を振り返った上で、「人口7300人のコンパクトなまちを生かしたまちづくりを継続し、新型コロナウイルス禍で停滞気味になっている第6次総合計画(2021~30年度)の各施策を着実に進めたい。スマートIC周辺の整備や、高田前工業団地の拡張造成なども進めながら企業の誘致につながる施策、定住人口の増加などを実現したい」と3期目への意気込みを語った。
青木氏は22日夜に開いた後援会(鈴木穂嘉実会長)の役員会で出馬の決意を報告、了承を得た。過去2回の町長選と同じく政党への推薦要請などは行わず、無所属で立候補する。今後は町内全21行政区ごとに設けた後援会の支部組織を軸に活動する予定。
3期目に向けた具体的な公約などは今後、後援会と協議し改めて発表する。次期町長選での立候補表明は青木氏が初めて。