一関・平泉

演舞生き生きと 無観客よさこい交流会 大東で 市内5団体【一関】

出演した5団体による総踊り

 一関市内を拠点に活動するよさこいグループ5団体が出演した「2022無観客!一関よさこい交流会」は23日、同市大東町摺沢の大東コミュニティセンター「室蓬ホール」で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で活動の場が減る中、出演者が久しぶりのステージ発表を喜び、思う存分演技を披露した。

 市内では新型コロナの影響で練習の成果を発揮するイベントなどが激減。仕事の都合で外部との接触が難しく、練習に参加できない会員も出るなどして活動を休止する団体もある中、同町のよさこいグループ・大東Yosakoi恋・来い連「菅原組」(岩渕正巳代表世話人)が、関係者同士の交流と練習の成果を発揮できる場を設けようと企画し、市内を拠点に活動する4団体に声を掛けて実現した。

 交流会には5団体から合わせて約70人が参加。会場では参加団体が近況などを語った後に踊りを披露し、各団体が交代で計2演目を繰り広げた。出演者が少数の団体には他団体の会員が舞台に加わる場面も見られたほか、全団体が参加する総踊りや旗の競演も行われた。

 同市東山町を拠点に活動する「げいび藤美連」の旗振りを担当する那須野歩さん(21)は「発表の舞台という目標がないとモチベーションも下がってしまう。こういった場を設けてもらえて本当にありがたい。早くコロナが収束し、いつも通りの活動をしたい」と思いを語った。

 菅原組によると、会場の換気や席の間隔を空けるなどコロナ対策を徹底。岩渕代表世話人は「生き生きと踊る出演者の様子を見て実施して良かったと実感する。コロナの状況も見ながら今後の開催についても考えたい」と述べた。

▲踊りの合間に行われた各団体による旗の競演

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