奥州・金ケ崎

歴史感じるひな人形 武家住宅資料館で展示【奥州】

奥州市武家住宅資料館で開かれている「城下町水沢のひな人形展」

 第28回城下町水沢のひな人形展(奥州市教委、市武家住宅資料館主催)は、同市水沢字吉小路の同資料館で開かれている。水沢地方で盛んに作られていた「くくり雛(びな)」をはじめ、同市教委に寄贈された歴史あるひな人形の数々を展示。時代とともに変遷してきたひな人形の歴史を感じさせている。3月6日まで。

 同展では、くくり雛181点をはじめ、内裏雛、古今雛、花巻人形、芥子(けし)雛、市松人形を展示。合わせて、くくり雛の技法を広めるなど同地方の文化発展に尽くした砂子竹香(1858~1930年)をパネルで紹介している。

 今回はくくり雛の作り方を説明するコーナーも設けられており、型紙から人形に仕上げるまでを六つの工程に分けて紹介している。

 同資料館では「ひな祭り、ひな人形は無病息災を祈る払いの行事と少女たちの遊びを原形としている。コロナ禍ではあるが、厄を払い、子供たちの健やかな成長と平穏な日常を願いながら見てもらいたい」と話している。

 開催時間は午前9時~午後4時30分。2月27日1時30分~2時に展示説明会を開く。入館無料。月曜休館だが、第21回くくり雛まつり(2月26日~3月3日)開催期間中の2月28日は開館する。

 問い合わせは同資料館=0197(22)5642=へ。

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