花巻

広域移動へ 待望の中型機 航続3時間、気象レーダーも搭載 花巻空港で公開 県警ヘリぎんが

27日に報道機関に公開した県警警察航空隊のヘリ「ぎんが」

 県警警察航空隊(大河内善寿隊長)は27日、新たに配備された県警ヘリ「ぎんが」を花巻市のいわて花巻空港ウエストエプロンで報道機関に公開した。ぎんがは最新機種「スバルベル412EPX」で、同機が国内初号機となる。25日に運用が開始されており、同隊では「有事に備え、迅速に出動できるよう訓練に励む」と気持ちを新たにしている。

 県警ヘリ3代目となるぎんがは、15人乗りの中型機。全長17・1メートルで、機体価格は約15億円。最大速度は259キロ。航続時間は3時間で、航続距離は650キロとなっている。

 2代目「いわて」よりもローターが強化され、オイル漏れの状態でも一定時間飛行できるなど安全性が向上。テレビ中継システムで撮影した映像を県警本部に送ることが可能となった。自動操縦装置も装備されているほか、気象レーダーも搭載しており悪天候でも運航できる。

 2021年12月24日に配備され、同隊では同空港などで慣熟飛行訓練に取り組んできた。運用開始日は今月25日だが、16日にはトンガ沖火山噴火に伴う津波警報を受けて出動し、沿岸部上空で状況確認を行った。

 大河内隊長(56)は「これまでの県警ヘリはいずれも小型機だったが、広大な岩手の地を移動するには中型機が必要だと訴え続けてきた」という。

 愛称の「ぎんが」は県警内部の公募の中から選ばれた。運行開始を迎え、「災害など機体の能力を最大限に生かせるよう訓練に励み、来たるべき時に備えていく」と気を引き締める。

 同隊によると、21年の県警ヘリの出動回数は190回。パトロール、訓練を除く、出動では救難救助32回が最多だった。

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