北上・西和賀

書道、写真個性豊か 地区高校合同作品展【北上】

漢詩などを題材に高校生の力作が並んだ書道展
学校生活や子供の笑顔など多様な題材の写真展

 第22回北上地区高校合同作品展の書道・写真展は28日、北上市大通りの市生涯学習センターで始まった。高校生たちの個性ある力作が並び、来場者の目を引き付けている。31日まで。

 県高校文化連盟北上支部、市が主催し、21~24日の美術・工芸展に続き開催。今回は専大北上、北上翔南、黒沢尻北、黒沢尻工の各校生徒が写真96点、書道53点を出展した。

 書道は和歌や漢詩、俳句、詩、短歌などを題材とした掛け軸、額のほか書道実演の作品、「桃」「源」「郷」と記された大作がずらり。生徒が好きな文字を記して焼き上げた皿、絵手紙やイラスト入りのスクラップアルバム、名印や表札の篆刻(てんこく)、うちわ、陶板など「書」に関するバラエティーに富んだ作品が展示されている。

 写真では、勉強に行き詰まった生徒の心理をユニークに表現し、全国高校総合文化祭写真部門で最優秀賞を受賞した谷地星さん(黒沢尻北3年)の「怠惰」をはじめ、学校生活のさまざまな一こまを展示。子供や家族の笑顔、夕焼け、花、雪、ハクチョウ、猫など、こちらも多種多様な作品が出されている。

 同支部は「生徒たちが1年間かけて制作した集大成で、それぞれの個性、感性が出ている。地域の方、保護者にぜひ見ていただきたい」と呼び掛ける。期間中は午前10時~午後5時(最終日は3時)。入場無料。

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