雪の感触満喫 スノーランドにぎわう【一関】
29日の一関地方は、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で明け方まで雪が降り続いたものの、日中は午前を中心に青空が広がる晴れ模様。盛岡地方気象台によると、最高気温は一関3・9度、千厩2・6度、積雪は最大で一関9センチ、祭畤では1メートル25センチにまで達した。
一関市厳美町にあるスキー場・祭畤スノーランドでは、ゲレンデ整備用の圧雪車が故障した影響で16日から休止していた北コースの営業を29日から土日・祝日限定で再開。上級者向けの同コースでは鮮やかなシュプールを描くスキーヤーが雪の感触を楽しみ、22日から全面再開した南コースもスキーやスノーボードを楽しむ団体や家族連れらで終日にぎわいを見せた。
平泉町から家族4人で訪れた佐藤颯翔君(10)=平泉小学校4年=は、スノーボードを始めてこの日が2日目。「春までにリフトに乗って上から滑ることができるようになりたい」と、練習を繰り返していた。
スキー場を管理するいちのせき健康の森は「圧雪車の修理が完了していないため、平日は当面南コースのみで営業する。大雪の場合はゲレンデ整備に時間がかかるので営業を見合わせる場合もある」としている。
同気象台によると、30日の県内は冬型の気圧配置が続くため曇りや晴れで、内陸では雪の降る所がある見込み。