北上・西和賀

湯田で積雪2メートル超 警戒本部設置 西和賀町

除雪オペレーターの育成に向けて行われた合同除雪訓練(1月27日撮影)

 西和賀町は31日、湯田地区の観測地点で積雪が2メートルを超えたことから、町雪害警戒本部(本部長・刈田哲彦副町長)を設置した。警戒本部設置は2021年に続き2年連続。2月に入りさらに降雪が予想され、町は被害を最小限に抑えるため情報収集やパトロール、除排雪などに全力を注ぐ。

 町は湯田地区の川尻観測地点で31日午前8時、積雪が2メートル22センチに達していることを確認。安全・安心な住民生活確保と地域経済への影響を考慮し、午前10時に警戒本部を設けた。

 町によると、今シーズンは雪による目立った人的、物的被害は確認されていないものの、公共施設や空き家の積もり具合や道路状況についてパトロールする。危険な箇所があれば優先的に除排雪し、生活道路を確保。住民にも除雪機械使用時、屋根の雪下ろしの際の安全対策徹底を啓発していく。

 町警戒本部は「引き続き情報収集に努め、道路交通やライフラインの確保に全力を挙げて対応する。住民にも事故防止を呼び掛けていく」としている。

 21年は積雪が2メートル50センチに達し、災害対策本部に移行した。今後も降雪が続いた場合、同じ基準で災害対策本部に切り替わる。

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