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コロナ新規感染119人 病床使用率減少44・5%【岩手】

 県と盛岡市は1日、新たに10歳未満~80代の男女119人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新たなクラスター(感染者集団)の発生はなかったが、学校を起点とした感染が広がっている。重症者はいない。患者累計は4862人となった。

 保健所ごとの内訳は、県央40人、中部26人、盛岡市22人、一関14人、大船渡7人、奥州と宮古各3人、二戸2人、釜石と久慈各1人。公表済みの患者1人について新型コロナではないことが確認され、累計人数が1人減となった。

 公表済みのクラスター11件で新規患者が確認された。このうち学校関連は、1月24日公表の盛岡市立学校で8人が判明し、公表済み2人を含め計100人が感染。同29日公表の同市の学校で8人増の計35人、同26日公表の宮古保健所管内の学校で2人増の計23人、同日公表の県央保健所管内の学校で1人増の計43人、同27日公表の同管内の学校で5人増の計28人、同31日公表の同管内の学校で2人増の計8人などとなった。

 このほか、同22日公表の中部保健所管内の教育・保育施設で6人増の計132人となった。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体70・8人、盛岡市74・5人。病床使用率は44・5%と減少した。

momottoメモ

県内の新型コロナウイルス感染急拡大を受け、県は医療体制のフェーズを2(発生拡大期)から3(まん延期)に引き上げた。確保病床数などを増やして対応するほか、無症状者や軽症者の自宅療養を順次進める。

部活動は平日のみの実施とし、2時間以内に制限。他校との練習試合は原則禁止とする。直近に公式大会が控えている場合は、必要性を十分に検討した上での活動を推奨。学校行事は原則として校内のみでの開催とするが、卒業式については各校で参加者を限定した上で保護者の出席を認める。感染が拡大している地域から通学する児童生徒が多い学校には、時差通学などを検討するよう促す。

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