県内外

新型コロナ 新規感染最多202人 病床使用率47・5%

 県と盛岡市は4日、新たに10歳未満~90歳以上の男女202人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規患者数としては過去最多。初の200人台となり、病床使用率も47・5%と上昇した。盛岡市の教育・保育施設などで5件のクラスター(感染者集団)が発生。重症者はいない。患者累計は5360人となった。

 保健所ごとの内訳は盛岡市59人、中部46人、県央44人、一関35人、奥州と二戸各6人、久慈3人、大船渡2人、釜石1人。

 新規のクラスターは、盛岡市の教育・保育施設で7人が判明し公表済み3人を含め計10人が感染。県央保健所管内では学校で6人が判明し公表済み5人を含め計11人、別の学校で3人が感染し公表済み8人を含め計11人となった。二戸保健所管内では飲食店で2人が判明し公表済み3人を含め計5人、高齢者施設で3人が感染し公表済み2人を含め計5人となった。

 このほか、公表済みのクラスター14件で新規患者が確認された。このうち県内最大規模で1月22日公表の中部保健所管内の教育・保育施設で、2人が判明し計142人となった。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体83・0人、盛岡市100・2人で、ともに過去最多。病床使用率は47・5%と、50%に近付いている。

 県保健福祉部の工藤啓一郎理事心得は「保健所の業務が逼迫(ひっぱく)している。患者の対応で精いっぱいになっているので、濃厚接触者にもきちんと連絡できるような体制に戻していきたい」としている。

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