北上・西和賀

鍛えた表現力 披露 ミューズコーラス隊定演 歌声、演技息合わせ【北上】

ミュージカル「オズの魔法使い」を演じる北上ミューズコーラス隊の子供たち
ミュージカルで独唱する主演の八重樫奈那子さん

 北上市内を中心とする小中学生で構成する北上ミューズコーラス隊の第23回定期公演は6日、市文化交流センターさくらホールで開かれた。メンバーは合唱とミュージカルで、鍛えてきた表現力を披露。全員が結束し、一体感のある歌や演技を来場者に届けた。

 第31回市民芸術祭参加。小中学生のメンバー13人と卒業生3人が出演し、約160人が来場した。ステージと座席、座席同士の間隔を空け、消毒や換気の徹底、連絡先明記など新型コロナウイルス感染防止対策に万全を期した。

 第1部で、メンバーはマスク着用のまま童謡作詞家・サトウハチロー作詞の「かわいいかくれんぼ」「小さい秋みつけた」など12曲を披露。息の合った合唱を聞かせ、独唱でも高らかな歌声をとどろかせた。

 第2部では、ミュージカル「オズの魔法使い」を上演。コロナ禍で例年より練習時間が不足する中、メンバーは稽古で鍛えた集中力を発揮し堂々とした演技を見せ、全員が一つとなったハーモニーを響かせた。全体的に完成度の高い内容で、来場者から惜しみない拍手が寄せられた。

 主演の八重樫奈那子さん(飯豊小6年)は「コロナで直前までできるかなと思ったけど、開催できてよかった。仲間たちと一緒に笑顔で歌えて、最高の演技ができた。みんなから応援されてうれしかった」と満面の笑顔。米山璃夢君(黒沢尻北小4年)も「練習で注意された点も直して、全部発揮できた。いろいろな人の前で演技でき、緊張したけどすごく楽しかった」と声を弾ませた。

 菅原圭子父母会長は「無事公演できてよかった。メンバーはコロナ禍の中でもよくやってくれ、本番では稽古以上の成果を出してくれた」と満足そうに話していた。

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