奥州・金ケ崎

暮らしの機微つづる 水沢読書連 作品集いずみ44号発行【奥州】

作品集「いずみ」44号を手にする水沢読書連絡会の小野寺会長

 奥州市の水沢読書連絡会(小野寺寛会長、会員70人)は、作品集「いずみ」44号を発行した。会員による随想や短歌、俳句、詩などの作品が収められたほか、作品集などとともに同会活動の柱の一つとなっている文学講演会の詳録を掲載。小野寺会長は「今回も生活に根差した題材をうまく捉えた良い作品がそろっている。一読してもらいたい」と話している。

 同会では毎年、同会の年間活動の振り返りとともに会員から募った作品を収録して作品集を発行。活動の柱の一つ「文学史跡めぐり」はコロナ禍で2年連続中止となったこともあり、文学講演会の内容を詳細に掲載した。

 作品集はB5判47ページ。小野寺会長によるメッセージを込めた詩「ことばを大切に」を巻頭に収録。会員からは日々の機微をつづった随想をはじめ、短歌、俳句、川柳、詩が寄せられた。文学講演会は同市江刺の人首文庫館主佐伯研二さんが講師を務め、「佐伯郁郎と詩」を演題に開かれた。

 小野寺会長は「随想からは人生を振り返り、見詰めている姿が感じられる。また古里の中で暮らしをいかに見詰めてきたかを思い起こさせる作品もある。手に取って読んでもらいたい」と今回の作品集について語っている。

 作品集は300部作製し、市内の小中学校や市教委、図書館、地区センター、県立図書館などに寄贈。希望者には配布するとしている。

 問い合わせは小野寺会長=0197(23)7858=へ。

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