一関・平泉

爽やかな香り楽しんで グレープシードオイル 国産ブドウの種活用 あすオンライン発売 大東・渋民デクノボンズ【一関】

ブドウの種から搾り取った油を商品化した「グレープシードオイル」

 一関市大東町渋民の製油業者「デクノボンズ」(小野寺伸吾代表取締役)は、国産ブドウの種から搾り取った油を商品化した「グレープシードオイル」を12日から販売する。ワイン造りで使ったブドウの絞りかすの多くは廃棄されていたが、種を商品の原材料に有効活用した。小野寺代表取締役は「納得のいく仕上がりで、特に料理の風味付けに相性抜群。ブドウの爽やかな香りを楽しんでほしい」とPRしている。

 同社はヤマブドウの生産量日本一を誇る本県で、県産ブドウの種を使用した製油の開発を長年模索してきた。小野寺代表取締役が知人を通じて野田村にある涼海の丘ワイナリーと交流を持ったことをきっかけに、2019年にヤマブドウの種20キロほどを譲り受け、試作に取り掛かった。

 開発では素材の味わいを抽出できるコールドプレス製法に着目し、専用機器を導入した21年に約200キロの種から油を抽出した。1キロ当たりから搾れる油の量はわずか50グラムほどだったが、口当たりの良さやブドウの風味が感じられ、無味無臭が多い既存商品と差別化できるメリットがあるとする。

 県内外のワイナリーから提供された種の選別は、大東地域内の福祉施設に依頼。地域の仕事づくりにもつながっており、今年は県内外5カ所のワイナリーからブドウの種2トンを調達し、商品作りに役立てる。

 完成した容器にはデザイナーの白澤奈生子さん=同市大東町出身=が考案したブドウの果実を思わせるデザインのラベルが貼られている。

 同社では当面運営するオンラインショップのみで販売する予定で、現在は産地や使用した種の収穫年ごとに全5種類の商品を準備している。1本当たりの容量は40グラムで、価格は1512円(税込み)。

 問い合わせは同社=0191(75)3096=へ。

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