北上・西和賀

暮らし支えた道具紹介 近現代中心に116点 市立博物館新収蔵資料展【北上】

多様な民俗、歴史資料が公開されている北上市立博物館の新収蔵資料展

 北上市立花の市立博物館(杉本良館長)で企画展・新収蔵資料展が開かれている。戦前・戦中の暮らし、年中行事、商い、映像記録機器など近現代の暮らしに根差した貴重な民俗、歴史資料が公開されている。3月13日まで。

 同展は隔年で開催。今回は2019年度以降、同館に寄せられた400点以上の資料から厳選し、116点を展示した。古くは江戸時代から、明治以降を中心に八つのテーマで紹介している。

 明治時代に発刊され、天皇への忠誠心を育てる旧制の学校教科書「教育修身美談」、太平洋戦争時の標準軍歌集、体力手帳、漫画などを公開。「商い」関係では明治以降の前掛け、下駄作り、おけ作りに使った道具なども並べている。

 今でこそ誰でも簡単にできる撮影、録音だが、初期の頃は高額でなかなか手にできなかった幻灯機、スライド映写機、フィルム接合器といった記録機器も展示。節句行事にまつわる花巻人形、くくりびななどもあり、時代や家庭ごとに祝う形態の違いを見て取ることができる。

 このほか国見山神社で使われた版木をはじめ消防用はんてん、拍子木、蓄音機、味噌(みそ)製作器など多様な資料を展示。大正時代に発明され全国的にもヒットし、国外にも輸出された自動ハエ捕器「ハイトリック」も目を引く。川村明子主任学芸員は「多くの皆さんに、北上の歴史を知る上で大変貴重な資料を寄贈いただいた。ぜひ来館して見てほしい」と呼び掛けている。

 開館時間は午前9時~午後5時。休館は月曜(今月15、24日も)。入館料は一般500円、高校生240円、小中学生170円。北上、奥州、西和賀、金ケ崎各市町の小中学生無料。問い合わせは同館=0197(64)1756=まで。

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