奥州・金ケ崎

来年の通常開催願う 全日本農はだてのつどい 厄年連が旗引き継ぎ【奥州】

厄年連旗を引き継ぐ2020年度総代表の小野寺さん(右)と、21年度総代表の村上さん

 第33回全日本農はだてのつどい(いさわのまつり実行委員会主催)は12日、奥州市胆沢若柳の供養塚昭和の一里塚公園で開かれた。コロナ禍で2021年に続き規模を縮小し、豊作・農作業安全祈願祭と厄年連旗の引き継ぎなどを実施。関係者らは来年こそは通常開催できるよう願うとともに、22年を良い年にしていこうと誓い合った。

 縮小された今回は、関係者と、49歳、42歳、33歳、25歳の各厄年代表ら約40人が参加。祈願祭では豊作と農作業安全を祈る神事が行われ、主催者や来賓、厄年の代表が玉串をささげた。

 続いて20年度厄年連総代表の小野寺誠さん(47)から21年度厄年連総代表の村上純さん(47)に伝統の厄年連旗が引き継がれた。

 小野寺さんは「厄年は節目の年、同じ年代の人同士できっかけをつくり、絆を強くしてほしい」とし、村上さんは「コロナで活動に制限はあると思うが、世代ごとに考えながら活動したい」と抱負を語った。

 つどいは、豊作と農作業の安全を祈る農はだてを継承しようと開催。通常は胆沢野球場に特設会場を設け、福俵引きや庭田植え、大臼福餅つきなどをにぎやかに繰り広げている。

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