一関・平泉

地元赤荻から先輩に続け! 阿部寿樹選手(プロ野球中日)ユニホームなど展示 一関学習交流館

一関学習交流館に展示されている阿部寿樹選手のユニホームを囲む母美世子さん(中央)、畠会長(右から2人目)ら

 一関市出身でプロ野球中日の阿部寿樹選手(32)のユニホームが同市赤荻の一関学習交流館に展示されている。住民らでつくる「阿部寿樹選手を応援する会」が展示を企画し、地元の子供たちに先輩の活躍を見てもらい、後に続いてもらおうと意気込んでいる。

 阿部選手は同市赤荻地区出身。赤荻小学校1年の頃に入った赤荻スポーツ少年団で野球を始め、山目中学校(現磐井中)、一関一高、明治大、ホンダを経て、2015年にドラフトで5位指名を受け、中日に入団した。

 展示されているのは、17年に阿部選手が試合で着用したユニホームで、母美世子さん(64)から赤荻体育協会に寄贈された品。併せて阿部選手のプロフィルのほか、高校時代からプロ入り後まで長年素振り練習に使用していた木製のバット、サインボール、キャップ、サイン色紙も並んでいる。

 応援する会は年4回ほど阿部選手の近況報告をまとめた広報を作製しており、ユニホームとともに同館に掲示されている。同地区では阿部選手の後に続く子供の育成を推し進めようとしており、展示はその一環で企画された。

 同市赤荻の共林民区長でもある畠次男会長(71)は「地元の大先輩の姿を子供たちに見てもらい、一関からスポーツ選手を輩出していけるよう、地域で応援していきたい」と語っている。

 阿部選手はプロ入り後も年末年始は毎年地元に帰省し雪上トレーニングに励んできたが、美世子さんによると「今年は帰省のみで、新型コロナウイルスの影響を配慮してトレーニングは行わなかった」という。「昨年はけがで後半は出られなかったが、子供が生まれたこともあり、けがに気を付けて頑張ってもらいたい」と願っていた。

 ユニホームは特に期間を設けず展示され、開館時間の午前9時から午後9時まで誰でも無料で観覧できる。

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