一関・平泉

お地蔵さまへ編みがさ 花泉・住民有志が手作り【一関】

昔ながらの作り方で、かさこじぞうの編みがさを仕上げる参加者

 昔話の「かさこじぞう」発祥の地の一つとされている一関市花泉町の花泉地区で20日、住民有志が地区内にある地蔵にかぶせる編みがさ作りに取り組んだ。

 同地区には地元に伝わる昔話を後世に伝えていこうと、1983年に花泉ロータリークラブにより6体の地蔵が建立され、毎年盆と年末の2回、地元保育園児らが参加して昔話と同様、地蔵5体がかぶる編みがさと残る1体の頭に巻く手拭いの交換が行われている。

 同地区では農閑期の貴重な収入源として各家庭で古くから編みがさ作りが行われてきたが、近年は技術を受け継ぐ人が少なくなってきたため、93年以降は地蔵のそばにある清水集落公民館(小金森雅博館長)が主催し、この時期に技術の伝承活動を兼ねた地蔵用の編みがさ作りを続けている。

 今年の活動には60~80代の12人が参加し、イグサと竹を材料に直径約30センチの編みがさを10個製作。参加者のうち4人は初心者とあって、ベテラン参加者から角度の調整や端の部分に竹の輪を編み込む方法などを教えてもらいながら仕上げていった。

 自身も編みがさを初めて作ったという小金森館長は「幼かった頃、近所のおばあさんが集まってかさを編んでいたのを覚えている。この活動を通して地元に伝わる技術を後世に残していきたい」と語る。

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