一関・平泉

チーム力でいざ大舞台 来月アジア大会へ 大学対抗プログラミング 一関高専生が初出場

一関高専からICPCアジア地区横浜大会に初出場する(左から)立花さん、市村さん、佐藤さん

 各国から毎年3万人以上が参加する世界最大の競技プログラミング大会、国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)アジア地区横浜大会へ、一関市萩荘にある一関工業高等専門学校(荒木信夫校長)の学生チームが初出場する。2021年11月5日の国内予選を勝ち抜いたメンバーは、世界大会出場を目指し3月開催のアジア地区大会に向けトレーニングを重ねている。

 出場するのは、いずれも未来創造工学科4年の市村大陸さん(19)、佐藤龍優さん(19)、立花昂己さん(19)の3人でチーム名は「Hyper Ryoma」。コーチを務める情報・ソフトウェア系の小池敦准教授とオンラインで臨んだ国内予選は百ます計算パズルやビー玉占いなど八つの問題を制限時間内に解くもので、出場275チーム中34位に入り、上位40チームに与えられるアジア地区大会出場権を獲得した。

 ICPC挑戦は、2年生の時に日本情報オリンピック、3年生で全国高校パソコンコンクール「パソコン甲子園」への出場経験がある市村さんが4年に進み、大学生対象の大会へ出場できるようになったのを機に佐藤さんと立花さんに3人一組でのチーム参加を呼び掛け、2人は「3人いれば、1人が悩んでいる間に別の誰かが解決できる」と賛同。現在は約3週間後に迫ったアジア地区大会に向け模擬予選の問題などでトレーニングを重ねており、市村さんは「世界大会に進めるのは上位数チームと狭き門だが、解けた問題の数で勝負が決まるので最後まで諦めずに頑張りたい」と意気込みを語る。

 ICPCアジア地区横浜大会は来月15、16の両日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインに変更して開催される。

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