北上・西和賀

防火啓発へのぼり旗 二戸・オノデラサイン 北上地区消防本部に寄贈

菊池消防長(右)にのぼり旗を寄贈する小野寺社長

 3月1日に始まる春季全国火災予防運動を前に、二戸市石切所の広告幕製造業オノデラサイン(小野寺久治代表取締役社長)は県内の消防本部などに火災予防広報用のぼり旗を配布している。北上地区消防組合消防本部に対する寄付贈呈式が25日、北上市柳原町の同本部で行われ、小野寺代表取締役が地域の防火を願った。

 同社は2015年から19年にかけ、県内各消防本部に軽自動車を寄贈。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、二戸市の商店街に季節に合わせたのぼり旗を提供してまちを活気づけるなど、地域貢献活動に力を入れている。

 今回ののぼり旗寄贈は、県内12の消防本部と、希望する消防団を対象に約1800枚を配る。旗は高さ180センチ、幅45センチで、「がんばろう岩手」「みんなの願い 火災ゼロ」のメッセージ入り。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして、再生ポリエステルを素材に使用している。

 寄付贈呈式の皮切りとなった北上地区には100枚が贈られ、小野寺社長が「気温が低く暖房器具を使うほか、空気が乾燥して火災が増える時期を迎える。火災予防の周知徹底を図っていただきたい」と思いを語った。

 同本部ではのぼり旗を消防署や各分署に掲げて防火思想の普及につなげる考えで、旗を受け取った菊池洋幸消防長は「車両に続く寄贈で、火災予防活動に活用させていただく。今後とも消防への理解と協力をお願いしたい」と感謝した。

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