奥州・金ケ崎

奥州版SDGs関心を 市役所にラッピング自販機 ミチノク

奥州市役所前にお目見えした市版SDGsロゴなどが入ったラッピング自動販売機を前にする菊池課長(右)と後藤主任

 奥州市水沢の市役所前に、「奥州市版SDGs(持続的な開発目標)」のオリジナルロゴなどをあしらったラッピング自動販売機がお目見えした。自動販売機を設置している清涼飲料水販売業ミチノク(本社・同市水沢)からの提案と、市版SDGsをアピールしたい同市側の意向が合致。関係者は「多くの市民に利用してもらい、SDGsに関心を持ってもらいたい」と話している。

 同市では2021年度、SDGsの普及に向けて国連版を基にオリジナルの市版SDGsを作った。

 同社が自動販売機をSDGsに関連したデザインにする考えで市側と協議した際に、市側から市版でのデザインの申し入れがあり、作成内容の完成を待ってラッピングを仕上げた。

 28日朝、ラッピング自動販売機を設置。ラッピングは、同社が青空、緑とともにリンゴ、ブランド牛をイメージしたデザインをベースとして、市版SDGsのロゴやアイコン、市章、「未来を見つめる100年循環都市 地球と共存する奥州市」の文字が入っている。

 市政策企画課で担当している人口プロジェクト推進室の後藤舞主任は「今まで市版SDGsの普及の取り組みは大人向けが多かった。子供向けを検討していたところに自動販売機の話を頂いた。身近なところから子供に知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。同社営業部開拓グループの菊池武徳課長は「SDGsを見聞きする機会が増えている。多くの人に見ていただいて、SDGsを広めていければ良いと思う」と話している。

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