コロナ新規感染319人 クラスター6件発生【岩手】
県と盛岡市は2日、新たに10歳未満~90歳以上の男女319人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規のクラスター(感染者集団)は6件発生。重症者はいない。患者累計は1万1363人となった。
保健所ごとの内訳は、盛岡市86人、県央67人、中部51人、久慈45人、奥州22人、大船渡15人、一関13人、釜石11人、宮古7人、二戸2人。
新たなクラスターのうち教育・保育施設は4件発生し、盛岡市の施設で5人判明し公表済み2人を含め利用者ら計7人、県央保健所管内の施設で17人判明し公表済み1人を含め利用者ら計18人、中部保健所管内の施設で7人判明し公表済み2人を含め利用者ら計9人、大船渡保健所管内の施設で利用者6人が感染。県央保健所管内の医療施設で9人判明し公表済み3人含め患者と職員の計12人、釜石保健所管内の職場で2人判明し公表済み3人を含め同僚計5人がそれぞれ感染した。
このほか、公表済みのクラスター29件で新規患者が確認された。
直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体187・8人、盛岡市283・4人でいずれも過去最多。病床使用率は42・8%。
また、県は2月28日公表の患者情報の中に発表済み情報が含まれていたとして、二重掲載分となる患者1人の情報を削除したことを明らかにした。
花巻市教委は2日、新たに学校関係者に新型コロナウイルスの感染が疑われる事例が発生した市内小学校2校について、対象となる学級の閉鎖を決めた。
期間は1校の1学級が2~4日、他の1学級が3~8日。別の1校の1学級が3~7日。
また学校給食関係者の感染が疑われる事例の発生を受け、1日から提供を停止していた小中学校2校の給食について、保健所の「学校給食関係者が勤務していた職場関係者は濃厚接触者には該当しない」との判断から、3日に提供を再開することを決めた。
北上市教委は2日、市内で新たに中学校1校で新型コロナウイルス感染が確認され、2学級が3~7日に臨時休業すると発表した。
既に休業している小学校のうち1校で1学級が追加され、3~7日閉鎖。もう1校の1学級は休業期間を7日まで延長する