北上・西和賀

10月9日開催を提案 フル、ハーフ、10キロの3部門 当日市民参加行事も企画 北上マラソン後継イベント検討委

髙橋市長(右)に提案書を手渡す浅川委員長

 2021年度で20回の歴史に幕を下ろした「いわて北上マラソン大会」の後継イベントを考える検討委員会(浅川進委員長)は2日、髙橋敏彦北上市長にイベントの提案書を提出した。第1回として10月9日に市内でフルマラソン、ハーフマラソン、10キロの3種目を実施する計画で、5月に実行委員会を立ち上げて大会名や開催概要を決める。

 検討委はスポーツに関わる市民ら6人で組織し、21年11月から北上マラソンを引き継いで継続開催するイベントの在り方について協議を進めてきた。

 新イベントは市民が楽しむとともに、スポーツの習慣化につながることを狙いとしており、高校生以上を対象に3種目合わせて1800人程度の参加を見込んでいる。6月中旬から出場者を募集する予定だ。

 3種目とも同市相去町の北上総合運動公園を発着。ハーフマラソンは、北上川東側を北上して展勝地公園や珊瑚橋、中心市街地、和賀川グリーンパークなどを経て広表橋を南下し、鬼柳町などを通過するコースで、フルマラソンは2周する。制限時間は、ともに7時間。ランナーの参加を促す事前イベントのほか、当日は市民参加イベントや会場を盛り上げる催しも企画する。

 提案内容を説明した浅川委員長は「街中を走り、たくさんの方に応援してもらえるコースを設定した。時間制限の枠を広げ、関連イベントも充実させるなどして運動に携わる人を広げたい」と思いを伝えた。

 髙橋市長は「提案いただいた内容は、楽しそうだというのが第一印象。市民と一緒に盛り上げ、多くの皆さんに楽しんでもらえるようにしたい」と語った。

 北上マラソンは、マラソンを通じて北上をアピールしようと、01年に県内初のフルマラソン大会としてスタート。18、19年は台風接近、20、21年は新型コロナウイルスの影響により4年連続で中止となった。

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