奥州・金ケ崎
奥州市長選 若年層へ喚起 動画作成 水沢高有志
奥州市選管は、若年層の投票率向上については、岩手大の「地域課題解決プログラム」を活用して「選挙に行こう！ 若者の投票率を上げるための取り組み」のプロジェクトに取り組んだ。その中で県立水沢高校の生徒有志が動画を作成した。
生徒１１人は昨年９月からグループに分かれ、２、３本ずつ作った中から選考して▽投票の手順▽選挙についてのクイズ（１、２）▽選挙劇場 選挙への不安をなくそう▽選挙管理委員会へインタビュー▽選挙に行こう―との内容を市選管のホームページ（ＨＰ）に掲載し、投票を呼び掛けている。
動画を作った髙橋一颯さん（１５）は「選管や岩手大の皆さんの指導を受けて選挙について学んだが、知らなかったことがあった。選挙は自分の意見を表して政治に反映される。３年後選挙権を持ったら必ず投票したい」ときっぱり。松本宗益さん（１６）は「自分は選挙について知識があると思っていたが、知らないことがあった。選挙は政治に関わっていくための仕組みで持っている人、持った人は投票し参加することが大事だ」と思いを強めた。
「時間がなくて動画を作るのは大変だった」と口をそろえるが、「若者の視点で訴えられるものができた」（松本さん）、「聞いたことや知ったことを、どう分かりやすくするかを工夫した」（髙橋さん）と話す。市選管では「バラエティーに富んだ内容となった。高校生はもちろん両親世代にも見てもらいたい」と若年層への拡大を願う。
