北上・西和賀

手芸、陶器趣味成果並ぶ きょうまで作品展示即売 北上・和賀広域老ク協

ぬくもりある手作り品などが人気を集めている高齢者趣味の作品展示即売会

 北上・和賀広域老人クラブ協議会(八重樫健会長)が主催する高齢者趣味の作品展示即売会は5日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで始まった。手芸や陶芸、食料品など生き生きと趣味活動に取り組んだ成果がずらりと並び、お気に入りの品を買い求める人でにぎわっている。6日まで。

 40回目を迎える今回は同市、西和賀町内の70人が1722点を販売。ぐいのみや一輪挿し、マグカップといった陶器をはじめ、編み物、布小物、つるし飾り、今年の干支(えと)のトラの編みぐるみ、鉢物などが出そろった。

 パッチワークや土器、ペーパークラフト、油絵、書、刺し子などの非売品も展示している。

 食品関係では、野菜や果物、山菜のほか、リンゴジュース、リンゴチップス、漬物などの加工品もあり、初日から訪れた人が品定めして手に取っていた。

 市老連相去支部2区老人クラブの遠藤松子さん(77)は、紙テープを編み込んだエコクラフトの籠など約30点を出品し、売れ行き好調。「買ってもらえるとうれしいし、売り上げを材料代にしてまた作りたい。手がかかるし根気のいる作業だけど、これからも続けていく」と意欲を語った。

 同協議会の門脇晃事務局長は「もうけるだけが目的ではないので値段が安く、手作りの良さがあふれていて、市内外のお客さんに毎年楽しみにしてもらっている。高齢者は増えているが、老人クラブの会員は減っているのが現状。会員を継続してもらえるよう、こういった機会を大事にしていきたい」と話していた。

 40回の節目に合わせ、会場を提供する同ショッピングセンターの髙橋祥元理事長に感謝状が贈呈された。

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