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小林陵選手スーツ 県立博物館で特別展示【岩手】

県立博物館で特別展示されている小林陵侑選手のジャンプスーツ

 盛岡市の県立博物館(髙橋廣至館長)は、北京冬季五輪スキージャンプ男子個人ノーマルヒルで金、同ラージヒルで銀メダルを獲得した八幡平市出身の小林陵侑選手(盛岡中央高―土屋ホーム)が以前、大会で着用していたジャンプスーツを特別展示し、来館者の目を引いている。

 同じ八幡平市出身の髙橋館長が小林陵選手の活躍をたたえようと、同市のサラダファームで展示されていたものを北京五輪終了後に借り受けた。

 公開されているのは、小林陵選手が2016年7月にフランスで開かれたサマーグランプリ大会で着用していたジャンプスーツとゼッケン。シニアの大会初出場で5位入賞を果たし、世界にその存在を示した時のものという。

 このほか、前回の平昌五輪後に書かれた兄の小林潤志郎選手(盛岡中央高―東海大―雪印メグミルク)とのサイン色紙や、北京五輪金メダル獲得を報じた号外なども展示されている。

 兵庫県出身で盛岡市在住の山中隼輝さん(23)は「岩手に来たばかりだが、いろいろなところで陵侑選手が取り上げられていて、地元の人から愛されているんだなと感じる。年齢が近いので、こうして五輪で結果を残したことはすごい」と話していた。

 展示は4月中旬ごろまでの予定。

 開館時間は午前9時30分~午後4時30分(入館は4時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。問い合わせは同館=019(661)2831=へ。

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