県内外
コロナ新規感染１６８人 ２月１５日以来２００人下回る【岩手】
県と盛岡市は７日、新たに１０歳未満～８０代の男女１６８人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。重症者はいない。１日当たりの新規感染者数が２００人を下回るのは２月１５日発表以来で、患者累計は１万２６２３人となった。県はコロナで入院していた基礎疾患のある６５歳以上の高齢者１人が６日死亡したと公表。県内の死者は計６３人となった。
保健所ごとの内訳は、盛岡市７９人、中部３７人、県央２４人、二戸８人、一関６人、奥州５人、宮古４人、久慈３人、大船渡２人。
新規のクラスター（感染者集団）は５件発生。うち教育・保育施設で３件あり、盛岡市の施設で３人判明し公表済み７人を含め計１０人、同市の別の施設では１人判明し公表済み４人を含め計５人、県央保健所管内の施設では６人判明し公表済み９人を含め計１５人の利用者らが感染した。また、盛岡市の福祉事業所で３人判明し公表済み５人を含め利用者ら計８人、二戸保健所管内の学校では５人判明し公表済み２人を含め児童生徒ら計７人が確認された。
このほか、公表済みのクラスター２３件で新規患者が確認された。
直近１週間の人口１０万人当たり新規患者数は県全体１５２・２人、盛岡市２２０・５人。病床使用率は４０・５％。自宅療養者数は４２人減って２１９７人となった。
２００～４００人台で推移してきた１日当たりの新規感染者数が１００人台となったことを受け、県医療政策室の三浦節夫感染症課長は「少しは下がってきてはいるが、感染経路不明率やクラスターの規模の大きさなどから、県内の市中には患者や濃厚接触者がたくさんいると思っている」とした上で、「症状がある場合の行動や３密回避などこれまで通りの対策を今後も続けてほしい」と呼び掛けている。
