コロナ新規感染299人 クラスター新たに3件【岩手】
県と盛岡市は9日、新たに10歳未満~90歳以上の男女299人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規のクラスター(感染者集団)は3件発生。重症者はいない。患者累計は1万3149人となった。
保健所ごとの内訳は県央68人、盛岡市66人、中部57人、一関28人、久慈26人、二戸17人、奥州16人、大船渡と宮古各10人、釜石1人。
新規クラスターは、盛岡市の職場で2人判明し公表済み3人を含め同僚計5人、県央保健所管内の福祉事業所で5人判明し公表済み1人を含め利用者や職員ら計6人、二戸保健所管内の学校で7人判明し公表済み6人を含め児童生徒ら計13人がそれぞれ感染した。
このほか、公表済みのクラスター40件で新規患者が確認された。
直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は、県全体145・6人、盛岡市197・2人。病床使用率は39・0%。自宅療養者は194人増えて2394人となった。
現在の感染状況について、県保健福祉部の工藤啓一郎理事心得は「高止まりの状況であり、減少傾向とは言えない。減らすためには一人ひとりが感染対策に取り組むことが大事だ」と改めて強調した。
花巻市教委は9日、新たに学校関係者に新型コロナウイルスの感染が疑われる事例が発生した市内小学校5校で、対象となる7学級の閉鎖を決めた。
期間は小学校1校の1学級が9~14日。既に一部学級閉鎖の措置を取っていた小学校4校で計6学級の閉鎖を追加し最長で15日まで閉鎖する。
奥州市教委は9日、新型コロナウイルスの感染を確認したとして小学校1校の1学級を10~15日に学級閉鎖とした。
奥州金ケ崎行政事務組合は9日、40代男性職員の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。同職員は無症状という。