北上・西和賀

感動 豊かな感性で描く 読書感想画 県コンクール【北上】

読書感想画県コンクールで最優秀賞に輝いた長谷川友信さん(右)と優秀賞の野ノ花さん
長谷川友信さん(北上中1年)最優秀
妹の野ノ花さん(黒沢尻西小3年)優秀

 第33回読書感想画県コンクールで、北上市の長谷川友信さん(北上中学校1年)と妹の野ノ花さん(黒沢尻西小学校3年)が、それぞれ中学生最優秀賞、小学校低学年優秀賞に輝いた。友信さんの最優秀賞は小学校部門から4年連続。野ノ花さんは前回の奨励賞からステップアップして初の優秀賞を受けた。豊かな感性で本の世界を描き上げ、きょうだいそろって上位入賞を成し遂げた。

 友信さんが読んだ「零から0へ」は、爆撃機を設計していた技術者が大勢の命を奪う結果を生んだことに苦悩し、人の役に立つ新幹線の開発に取り掛かるストーリー。「平和へ突き進む零」と題した感想画は、零戦と新幹線を重ねて描くことで、零戦の悲しい過去から明るい未来へと移り変わる時の流れを表現した。

 色鉛筆を使い、表面の光沢など細部まで丁寧に描写。爆撃機や新幹線の設計図をバックに、機体が未来に向かって勢いよく飛びだしていくよう構図にこだわり、「零戦から0系新幹線へというタイトルも工夫されている。最優秀賞に選ばれたのはすごくうれしい。これからも、見ても描いていても楽しい絵を描き続けたい」と、思いを新たにする。

 野ノ花さんは、女の子がアパートのドアを見て住人を想像していく絵本「アパートのひとたち」を読み、好きな恐竜のキャラクターたちが住んでいる地下室をイメージして絵の具で描いた。部屋の中に化石や宝石を並べたり、ドアやポストに骨の模様を入れたりして雰囲気をつくったといい、「もっと広い部屋も描いてみたかった。今度は友達が冒険するような、どきどきする話を読んでみたい」と意欲を語った。

 県学校図書館協議会などが主催する同コンクールは、読書によって得た感動を絵で表現することで児童生徒の読書活動の振興を図るのが狙い。小学校低学年、高学年、中学校、高校の部の指定読書、自由読書の計8区分で優れた作品を表彰しており、2021年度は計278点の応募があった。

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