奥州・金ケ崎

「春競馬」幕開け 沿岸応援競走も 奥州・水沢

「春競馬」が始まり、レースで疾走する競走馬

 岩手競馬の第10回水沢競馬は11日、奥州市水沢姉体町字阿久戸の水沢競馬場で始まった。初日からファンが足を運び、「春競馬」を満喫。「東日本大震災を語り継ぐ日 沿岸市町村応援競走」も行われた。

 春の水沢競馬の日程は、第10回が11~15日、第11回が20~22日と27~29日の計11日間。2021シーズンは降雪でレースの中止が相次いだことを受け、当初予定より1日増やしている。

 同応援競走は13日までのレースのうち計12レースに、震災で大きな被害を受けた沿岸部の市町村名を冠した。初日は第6レース「LOVE&HOPE 陸前高田」を皮切りに行われた。

 また、第10レースは県調騎会騎手部会が騎乗手当の一部を「いわての学び希望基金」に寄付する「夢・希望 未来へ前進」として実施。気温が上がり春らしくなった中、集まったファンは2カ月ぶりにダートを駆ける競走馬の姿に熱い視線を送っていた。

 震災が発生した午後2時46分には、騎手をはじめとする関係者とファンが沿岸の方角に向かい黙祷(もくとう)をささげた。

 2021シーズンは第11回水沢競馬で終了。2022シーズンは4月3日開幕で、特別開催を含め全22開催(水沢11開催64日、盛岡11開催66日)を予定している。

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