一関・平泉

第一線活躍へ誓い新た 国際医療福祉専門学校卒業式【一関】

国際医療福祉専門学校一関校の卒業式で中里校長(手前)から皆勤賞を受ける卒業生ら

 一関市の国際医療福祉専門学校一関校(中里重高校長)の2021年度卒業式は11日、同市大東町摺沢の大東コミュニティセンター「室蓬ホール」で行われた。救急救命学科(2年制)の26人と理学療法学科(3年制)の22人が卒業証書を受け、第一線での活躍へ誓いを新たにした。

 20年度に続いて新型コロナウイルスの感染防止のため在校生や来賓は参加せず、卒業生や法人役員、教職員、保護者ら約140人が出席。卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、中里校長が救急救命学科代表の柴田健翔さん(22)=秋田県横手市出身=と、理学療法学科の藤井拓さん(21)=陸前高田市出身=に卒業証書を授与。席上全国救急救命士教育施設協議会会長賞や日本理学療法士協会学業優秀賞など各種表彰も行った。

 中里校長は「卒業は終了ではなく始まり。理学療法士、救急救命士として日々進歩が求められる。入職して1、2年は今以上に厳しい環境に置かれるかもしれないが、優しさと笑顔と希望を持ち、信じた道を突き進んでほしい」と式辞。

 学校法人阿弥陀寺教育学園の宇野弘願理事長は「コロナ禍の中で皆さんへの社会の期待は大きなものがある。自分の可能性を信じて目標を高く持ち、新たな人生を歩んでほしい。初心を忘れず各方面で活躍してもらいたい」と告辞した。

 代表で卒業証書を受けた柴田さんは「専門学校の生活はあっという間だったが、無事卒業することができてうれしい。4月から地元の消防本部で頑張りたい」と抱負。藤井さんは「周囲の方々の支援のおかげでこの日を迎えることができた。就職先の宮城県気仙沼市立病院で皆さんに恩返しができるような仕事をしたい」と決意を語っていた。

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