一関・平泉

NSPスポットCF好調 寄付額100万円超え 市外からも熱いメッセージ【一関】

NSPメモリアルスポットのお披露目会に立ち会った(左から)中村さん、平賀さん(2019年7月1日撮影)

 一関市ゆかりのフォークグループNSPを記念した「NSPメモリアルスポット」の維持管理費への寄付を呼び掛けるクラウドファンディング(CF)は、12日までの寄付額が113万4000円に上っている。目標金額150万円に対する達成率は75・6%となっており、市交流推進課は「市外からの寄付が多く、熱い思いのメッセージもたくさん寄せられている」と手応えを感じている。

 NSPは、一関工業高等専門学校出身の故天野滋さん(同市出身)と故中村貴之さん(宮古市出身)、平賀和人さん(花巻市出身)が1972年に結成したグループ。一関市中心部の磐井川堤防が舞台になった74年の「夕暮れ時はさびしそう」がヒットし、アレンジ曲が2019年3月20日からJR東北新幹線一ノ関駅の発車メロディーに使用された。同年7月には磐井川堤防右岸にベンチや歌詞が刻まれた譜面台などが設置されたNSPメモリアルスポットが完成した。

 今回のCFは、市民憩いの場、ファンの聖地として守っていこうと企画。ふるさと納税(応援寄付)のポータルサイト「ふるさとチョイス」を通じて2月14日から寄付の受け付けを始めた。これまでの寄付者は112人で、メッセージも59件寄せられている。

 目標金額150万円の使い道は、ベンチの木製サブギターオブジェ(3本分)作製で約70万円、ベンチの木製ギターオブジェ修繕(3年分相当)で約10万円、草刈りなどの環境整備(3年分相当)で約70万円を予定している。

 市外に住む人は、通常のふるさと納税と同様に返礼品を選んで寄付できる。市民の場合は返礼品を選ぶことができないが、税額控除の特例控除対象となる。寄付者にはNSPメンバーが写った記念のシールなどをプレゼントする。

 問い合わせは市交流推進課=0191(21)8194=へ。

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