一関・平泉

人生、酒屋楽しもう 「女将の会」を結成 岩手、秋田、宮城の3人

酒屋女将の会の西城代表(中央)と星さん(右)、佐藤さん

 一関市赤荻の星酒店など岩手、秋田、宮城3県の酒店のおかみ3人は14日、「酒屋女将(おかみ)の会」(西城順子代表)を結成した。西城代表(53)は「『ともに人生を楽しみ酒屋を楽しんでいこう』をキャッチフレーズに、会員が中心となって横のつながりを広げ、酒蔵や飲食店の応援をしていきたい」と意気込んでいる。

 同会は「酒屋が日本を元気にする」との思いから、コロナ禍で疲弊する飲食店や酒蔵、地域を応援していこうと発足。小売りと業務用の酒販を行う西城酒店(宮城県登米市)の西城代表を中心に、長年問屋として酒販に携わってきた白神酒造(青森県弘前市)の橋本隆男顧問(77)の声掛けで星酒店の星陽子さん(50)、関小市商店(秋田県鹿角市)専務取締役の佐藤景子さん(43)の3人が賛同し、参加した。

 発足の会は同日、登米市の西城酒店で開かれ、西城代表が「まずは東北から3人で活動し、酒蔵からの紹介をベースに各都道府県に1人ずつ会員を置き、全国に活動を広げていきたい」と語った。星さんは「一関の酒蔵や平泉のワイナリーなど一関の物を紹介していきたい」、佐藤さんも「コロナで思うような商売ができていない。いろいろな活動を紹介できたらいい」とそれぞれ思いを語っていた。

 同会が予定する事業内容は、▽各会員の店舗訪問見学、地元の酒の勉強会(年3回)▽地酒を飲んで応援する「会員一同お酒の会」(年2回)▽菓子、漬物、つまみ、酒粕、入浴剤など新商品の開発▽情報誌「女将新聞」、他の県の地酒やつまみなどを紹介する共同販売チラシの作成▽旅と酒屋マップの提案▽フェイスブック、ツイッターなどSNS(インターネット交流サイト)への投稿―など。

 同日からフェイスブックページの公開を開始したほか、共同販売チラシは5月から開始。お酒の会は6月に登米市を皮切りに会員持ち回りで開催を予定し、新型コロナの収束状況次第で一般からの参加も想定している。

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