一関・平泉

平泉の観光、物産アピール オンラインイベント 地元と銀河プラザ(東京)結ぶ

毛越寺と銀河プラザをオンラインで結んで平泉を紹介する千葉さん(右)と南洞さん=毛越寺本堂

 平泉町の観光と物産を紹介する「世界遺産平泉まるごと観光・物産展」(同町主催)のオンラインイベントが16日、同町と東京都中央区のいわて銀河プラザを結んで開催された。世界遺産平泉を代表する中尊寺や毛越寺のほか、同町ふるさと納税の返礼品にもなっている物産品を同プラザの来店者にアピールした。

 同展は新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けている観光、物産両面の事業者を応援しようと、同町の菓子製造会社などが協力して開催。同プラザで14~16日の3日間、どぶロックの「濁り酒 与楽」、千葉恵製菓の「黄金かわらけかりんとう」、松栄堂の「さくらどら焼き」、長島味噌研究会の「ながしま黄金の里」などが販売された。

 オンラインイベントは同町の毛越寺本堂をメイン会場に中尊寺と秀衡塗の翁知屋(佐々木優弥代表取締役)を中継して同プラザに映像と音声を流した。

 フリーアナウンサー千葉星子さんの司会で進行し、平泉の観光や物産、ふるさと納税返礼品、観光サイト「ヒライズミーツ」、インターネットで一関地方などのものづくり現場や職人の技を紹介する五感市などを各担当者がPR。同展で商品の香り袋を販売する「平泉のかをり創造プロジェクト」代表を務める毛越寺僧侶の南洞法玲さんが、同寺境内を案内して世界遺産の魅力などを語った。

 最後に千葉さんが「コロナが落ち着いたら岩手に、平泉にたくさんの方々が来てくれることを願っています」と呼び掛けた。同プラザには本県出身の学生らが足を運んで中継の様子を見守ったほか、来客らが平泉の物産を買い求めていた。

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