北上・西和賀
消火や救助有効活用を 町消防団にポンプ自動車無償貸与【西和賀】
西和賀町消防団（和泉哲男団長）に総務省消防庁から消防車両１台が無償貸与され、２２日に町役場湯田庁舎で引き渡された。第２分団第１部に配備され、団員が地域の安全や防火・防災に役立てることを誓った。
配備されたのは救助用資機材搭載型消防ポンプ自動車で、充電池電動式油圧コンビツールやエンジンカッター、チェーンソー、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）などを積み込んでいる。
同町は南北に５０キロの縦長の地形をしており、災害時には消防署員よりも先に消防団が現場に到着することも多い。新車両は迅速に救助活動が開始できることに加え、豪雪地ならではの雪害による救助活動などにも有用性が期待される。
無料貸付車両の貸与式では内記和彦町長が和泉団長にレプリカキーを手渡し、続く分団・部への伝達式で和泉団長から第２分団の黒澤清分団長、第１部の髙橋典部長へと引き渡された。
内記町長は「万が一の利用となるかもしれないが、そのときにより力を発揮できるよう活用していただきたい」とあいさつ。
和泉団長は「第２分団にはこれを機に、ますます頑張って町のための防災活動、普段の消防活動に取り組んでもらいたい」と話していた。
